厚木淳訳 (創元sf文庫, 合本版・火星シリーズ ;『火星のプリンセス よ 感嘆の吐息と共に呟かれた台詞に、私は手にしていた書類から顔を上げた。 火星の衛星ステーション、アレス1に向かう資材運搬用大型宇宙船のキャビンの中で、そんな修学旅行の学生が地球の宇宙ステーションに上がるような台詞を聞くとは思わなかったのだ。 呟いアメリカの作家。 1875年生まれ、1950年歿。 1912年、読物雑誌に掲載された処女長編 (後の『火星のプリンセス』) 以降書きつがれた《火星シリーズ》11巻は圧倒的な人気を博し、スペース・オペラ全盛の幕が切って落とされた。
火星のプリンセス が映画化 カズやんの恐竜模型徒然草